水彩摸写途中
元画は
医学 1970カンヴァスに油彩 430×3001945年インメンドルフ城にて焼失
いわゆる学部の画のひとつ。1894年に文部省からの依頼でウイーン大学大講堂の天井に寓意画を描くことになり作成されたもの。テーマは「闇に対する光の勝利」だから、一般的な解釈では判りにくい。クリムト自身は「理解されないまま云々」と嘆いているところをみると、これは彼の解釈であり、信念ともいえるだろう。当時の画壇の風潮からして、彼はこの騒動をまったく予期していなかったのだろうか。僕なら依頼主の顔色を窺うな。なにしろ利害第一で金で動く奴だから。
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